渡せなかった手紙 11〜20
"I love you, forever..."

この声は

いつになったら君に届くのだろうか…



ぐしゃぐしゃに

壊れてしまえばよかった

何もかも

そうすればきっと

私は君を嫌いになれたのに…



隣に立って初めて知った

君との壁を

こんなにも近くに居るのに

君が、遠いよ────…



優しさが、痛かった…



いつもは優しかった
君の手も

この時ばかりは
私の方が温かく感じる程で

何となくだったけれど
君との別れを予感した…



繋いだこの手のぬくもりを
………放したくなんてなかったよ…



緋色が、目に痛かった…



想いは
 痛みを伴って

ただ
 静かに心に息づいていた────…



優しさに甘えすぎていたのは 僕の方だったのかなぁ…?



消 え な い 過 去 が

じ わ
   じ わ … と

コ コ ロ の 中 を
蝕 ん で い く よ う な

そ ん な 気 が し た …




11〜20!
2010.11.26

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